著者は、自然療法医師のようです。
とくに、食べ物からの健康改善、そして食べ物による健康被害に警鐘を鳴らす本です。
この本は主に2つに分かれていると感じました。
一つが、タイトルにあるとおり、
除菌のしすぎが、かえって免疫力を下げるということ。
もう一つは、リーキーガット症候群についてです。
もし、難病や自己免疫疾患などの症状で、薬で良くなっていないのなら、この本に書かれている食事療法を試してみる価値はあるでしょう。
後、加工食品の怖さを語っている本でもあるので、興味があるかたはどうぞ。
以下、メモした部分です。
厚労省によると、日本人の3人に1人が
何らかのアレルギー症状を持っている
アレルギーが急増した理由のいくつか↓
・乳幼児期に感染機会の減少
・抗生物質・抗菌剤の使用
・腸内細菌の数が減っている(戦前と比べると3分の1)理由は食物繊維の低下
日本は世界一清潔だけど、世界一アレルギーで苦しむ国
腸内細菌の比率
善玉菌2割 悪玉菌1割 日和見菌7割
日和見菌が健康の鍵
清潔にしすぎることが問題の一部なら
その対極にある汚くなることが解決法の一つ
バクテリア・菌類や酵母菌を含むサプリを飲むと腸内細菌がよくなる
リーキーガットの徴候
だるさ疲労
胸焼け、ハリ感、ガス
悪玉菌が増えると、腸の上皮細胞弱体化、するとゲートが開き、毒素・雑菌・未消化物が血液に入る
【リーキーガットが関連付けられている病気】
・ALS
・アルツハイマー病
・不安症
・うつ病
・ADHD
・自閉症
・カンジダ、酵母菌過剰増殖
・セリアック病、非セリアック型グルテン過敏
・慢性疲労症候群
・クローン病
・線維筋痛症
・ガス、膨満感、消化器痛
・橋本病
・過敏性腸症候群
・狼瘡(全身性エリテマトーデス)
・メタボリックシンドローム
・多発性硬化症
・非アルコール性脂肪性肝疾患(その他肝臓障害)
・パーキンソン病
・多嚢胞性卵巣症候群
・むずむず足症候群
・関節リウマチ
・皮膚の炎症(湿疹、乾癬、皮膚炎、にきび)
・1型、2型糖尿病
・潰瘍性大腸炎
・様々なアレルギーや食物過敏
ストレスが腸内環境を乱す理由は、脳と腸が「脳腸相関(Brain-Gut Axis)」によって双方向につながっているからです。
大きく分けると、次の5つの仕組みがあります。
① 自律神経が乱れる
ストレスを受けると交感神経が優位になります。
すると、
腸の動き(ぜん動運動)が低下する
腸への血流が減る
消化液や粘液の分泌が減る
その結果、腸内細菌が住みにくい環境になり、善玉菌が減って腸内細菌のバランスが崩れやすくなります。
② ストレスホルモン(コルチゾール)が増える
ストレスが続くと、コルチゾールというホルモンが多く分泌されます。
コルチゾールが長期間高い状態では、
腸の免疫機能が乱れる
腸内細菌のバランスが変化する
炎症が起こりやすくなる
ことが分かっています。
③ 腸のバリア機能が弱くなる
強いストレスでは、腸の細胞同士の結びつき(タイトジャンクション)がゆるみやすくなります。
すると、
細菌の成分や有害物質が体内へ入りやすくなる
炎症が起こりやすくなる
この状態は一般に「リーキーガット(腸管透過性の亢進)」と呼ばれます。
④ 腸内細菌そのものが変化する
動物実験や人の研究では、慢性的なストレスによって
善玉菌が減少する
多様性が低下する
一部の有害な細菌が増えやすくなる
ことが報告されています。
⑤ 食生活や睡眠が乱れやすくなる
ストレスを感じると、
甘いものや脂っこいものを食べたくなる
睡眠不足になる
運動不足になる
など生活習慣が変わり、それも腸内環境を悪化させる原因になります。
まとめ
ストレスは
ストレス
↓
自律神経・ホルモン・免疫が乱れる
↓
腸の動きやバリア機能が低下する
↓
腸内細菌のバランスが崩れる
↓
さらにストレスや不安を感じやすくなる
という悪循環を作ることがあります。
そのため最近の研究では、「腸内環境が心に影響する」だけでなく、「ストレスが腸内環境を変える」ことも、脳腸相関の重要な特徴と考えられています。
グルテンのとりすぎがリーキーガットの原因
グルテンはゾヌリンを放出し、上皮細胞をゆるめる
細胞というベースで言うと、結局のところ私たちの体内の90%は細胞
よく噛むことが、リーキーガットの防止に有効
噛むと、胃、膵臓にメッセージが送られる
また、消化酵素が十分に行き渡る
反対に、よく噛まないと消化不良
未消化物は、腸内細菌に過剰な餌を与えマイクロバイオームのバランスを崩す
ゾヌリンの放出に関わる2つ
①グルテンの摂りすぎ
グルテンはほとんどの加工食品に含まれる
②抗生物質の使用
リーキーガットになると病原菌・ウイルス・パラサイト・酵母菌・グルテン・タンパク質がもれて大混乱となる。
結果、見境なく攻撃しはじめて、その標的は、自分自身の体内組織も標的の的となる
2015年 ニューヨークの講演や地下鉄車両内で見つかった微生物は無害で、むしろ体にいい可能性すらある。
実験者は地下鉄にのることをすすめるといった
衛生仮説
アントワーヌ・べシャンは、19世紀のフランス科学者教会のルイ・パスツールと同世代のライバルだが、病気の根本原因については異なる考えを持っていた。
べシャンは体内の良い細菌と悪い細菌のバランスが崩れることが原因で病気になると考えた。
バランスが取れていれば病原菌は繁殖できないはずだ。
しかし、バランスが取れていないと悪い菌がはびこるという考え。
しかし、パスツールの考えがそのご150年を支配した。
南アフリカでは、妊婦が土を食べる習慣がある
土を食べると、つわりの胃の不調を和らげ
ビタミン・ミネラルの供給源となる
IgA抗体が作られたことも研究で明らかになった
土の善玉細菌も含まれ、消化管の毒素を出してくれる
デトックス目的で食品用の粘土も売られている
裸足で歩く(アーシング)
細菌が増えたり、生体電気が安定化する
アーシングについては研究が進んでいる
・睡眠の改善・痛みの軽減など
植物が土壌菌でよく育つように人間も土で健康になる
その効果は以下を含み、800の論文で明らかになっている
アレルギー・喘息・過敏性腸症候群・潰瘍性大腸炎・鼓腸(ガス)・吐き気・消化不良・吸収不良・栄養欠乏・自己免疫疾患・炎症性疾患・細菌、真菌、ウイルスの感染
土由来サプリで一番いいのはおそらくシラジッド
牛乳・乳製品
もし、乳牛に抗生物質が与えられていたらそれを食べると体内で抗生物質耐性をつくりだす。(日本では牛の餌に抗生物質を与えるのは禁止)
小麦は品種改良されたことが問題
グルテンを完全に消化する酵素を持っていない(人間は)
よって、消化ストレスが起きる
またグルテンは異物として見られる
その反応の中でゾヌリンが出る
病原菌のいないマウス
ふつうのマウス
実験では、病原菌のいないマウスはちょうと肺の炎症が高く、潰瘍性大腸炎と似た症状が出た
リーキーガットの最大の原因の一つはストレス
腸では体内のドーパミンの50%が作られる
研究によると、発酵食品などで善玉菌を増やせば、不安感・ストレスを抑制できることが証明された
