書評「春の来ない冬はない」

書評

易経の本となります。
正直なところ、易経を勉強している人向けの本です。
なので、(私のように)易経を習い始めたばかりだと、少しむずかしく感じます。

中身は、易経に沿って書かれていますが、
全てを網羅しているというわけではなく、
「ときの変化」に焦点をあてて書かれています。

以下、自分がメモしたところです。

易経とは、本来 王様のための帝王学
世を治め民の苦しみを救うためのもの
現代でも、私たちの悩みに当てはまるところは多い

易経には、その時々、その時代をどう生きるかが書いてある

良寛和尚の言葉


災難に逢時節(あうじせつ)には、災難に逢うがよく候
死ぬ時節には死ぬがよく候
是ハこれ災難をのがるる妙法にて候
意味は、不測の事態が起こったのなら、それを在るが儘に受け入れることが、災難を逃れる方法だと良寛和尚は言っている。
というのも、災難を恐れるあまり、警戒するあまり
毎日を前向きに生きられなくなったり、周りの人を信じられなくなったりするのも災難でもあるから、受け入れることが重要だと言いたかったのだと思います。

易経には「平らかなるものにして傾かざるはなし」という言葉がある。
どんなに安泰の時を過ごしていても、あやがて必ず傾く、その逆も又しかり、どんなに不安定でもいつかは必ず安泰の時代へと向かう。
つまり、調子がいいときでも準備が大事ということもいえるし、奢るなともいえる。
逆に、不運なときでも、希望をすてるなともいえる。

易の三義とは


易という字には3つの意味がある
・変易
この世にあるもの、人も者も企業も人間関係も国家も、ありとあらゆるものが時々刻々と変化する。変化しないものはない。
・不易
変化はするのだけれども
変化の仕方には一定のルール、法則性があるそれは変わらない
・易簡
その法則性は易しくて、私達の人生や仕事、あるいは経営や政治などに応用するのは簡単である

易経は英語では、 The book of changes
64けい すべて 変化について書かれている

ダーウィンの名言
最も強いのが生き残るのではなく、最も賢いものが生き残るのでもなく、唯一生き残ることができるのは変化できるもの

損益と聞けば、「損した、儲けた」と思われているが、
易経での損益とは、「損」は減る、与えるを意味し、
「益」は増える、与えられるを意味する。
一般的な損益は「損得」である。
人生の物差しの基準が、損得ではなく損益に変わると
人生が豊かになる
何かを手放すと何かが増える

法然の心がけ「苦しからず」弟子を責めない
「力及ばず」弟子のせいにはせず、自分を責めた
↑教えるときの心がけ

罪を犯した人は、刑務所で心から改心し、真摯に勉学に取り組み励む人もいると聞く