バイク「スーパーカブ」メリット・デメリット(おすすめしない人)

私は、90ccのHondaスーパーカブに、4年ほど乗っていました。
そこで、「メリット・デメリット・おすすめする人・しない人」をまとめてみました。

メリット

1:燃費が最強

普通に乗って、リッター50km以上という、世界で最強の燃費を誇っています。
ゆえに、世界的にもカブは人気のバイクなんですよ。

2:壊れにくい

カブは、とにかく頑丈です。
オイル交換など、定期的なものをキチンとしておけば、ほとんど壊れることはないと言われます。
また、「カブは一生もの」とも言われ、50年以上は平気でもつでしょう。(最低限のメンテナンスをしていれば)

3:部品は多い

カブは販売台数も多く、部品の取り扱いも多いです。
バイクショップに持っていって「部品取り寄せ」とか「部品の生産中止」とか言われることは少ないと思います。

また、ヤフオク・メルカリなどの、部品取扱も多いほうです。
※これと対照的なのが、海外メーカーのバイクです。海外メーカーだと、バイクショップに持っていっても、「海外からの取り寄せになるから時間とお金がかかる」と言われることもザラです。

4:片手運転が可能

新聞配達でもご存知のとおり、カブは、左手での特別操作は必要ありません。
ブレーキ・アクセル・ウインカー・ギアチェンジ」が右手と足だけで完結します。
なにか、物を持ちながらの運転の際に、重宝する場合があります。

5:小さい

車体の全長・幅ともに、一般的なオートバイよりかは、ややコンパクトです。

デメリット

1:ギアチェンジがめんどくさい

ギアをいちいち変えないといけません。
カブによっては、3速までだったり、4速まであるタイプもあります。
やっぱり面倒ですね。

2:「出だし&加速」が遅い

オートバイに比べて、「出だし&加速」が遅いです。
といっても、私はギアチェンジが面倒で、いつも2速発進してました(これが原因かもw)
さらに90ccを乗っていました。

125ccクラスのカブなら、さらに加速はいいでしょう。
50ccカブなら、加速はさらに遅いかも。

3:ウインカーが難しい

上下のスイッチなのにウインカーは右左
普通のバイクのウインカースイッチは、一般的に、左手にあります。
そして、左右のスイッチで、左・右を決定します。

ところが、カブの場合は、ウインカーが右手にあります。
アクセルのハンドルも右手です。つまり、アクセルしながらのウインカーが出しにくい。

さらに、カブのウインカーは上下です。(上が左折・下が右折)となりややこしいですね。
(乗ってくると慣れますが、、、)

4:なめられる(煽られやすい)

カブは、加速が遅いために、周りの「バイク・車」からなめられます。
バイクでは、すぐに抜かされたり、車では煽られることもしばしばあります。(汗)

5:(ボロいと)恥ずかしい・ダサい

一般人からすればダサいバイクと思われる
これは、中古でボロいカブを買った人のみ該当します。
私も、中古で30年落ちくらいのボロいカブを買いました。

本当に田舎のおじいちゃんが乗っているようなカブでした。
なので、「スーパーカブの人気」を知らない一般人の知人から、バカにされたり、乗っていることに対して驚かれたりします。
( えっ? こんなバイク乗ってるの?ってな感じに)

私は、カブは世界的に人気なのも知っています。
がしかし、バイクに乗らない人なんかは、カブのこと「ただのジジイバイクとしか思ってません」ので注意が必要です。
もちろん、年式が新しくて、最新デザインのカブは該当しませんから安心してください。

6:メットインがない

オートバイでは当たり前のメットイン(シート下の、収納スペース)がありません。
いちおう、フックが一つありますが、それ以外の荷物収納は、後付けになります。

7:タンクが小さい

燃費がすごいカブですが、実は、タンク容量は4ℓです。
(型によって変わるでしょう)

つまり、あんまりガソリンが入らないんですよね。
でも、満タンにすると200kmほど走ってくれますよ。

カブをおすすめする人

1:とにかく燃費を節約したい

これが一番です。

2:田舎暮らし

田舎の交通量が少ない道ならば、カブでもいいと思います。

3:壊れないバイクを探している

カブは頑丈です。
たとえ中古でも、最低限のことをやっていれば、壊れることはまれだと思います。

カブをおすすめしない人

1:せっかち

カブは、加速が遅いので、車を抜いていくということが、難しいです。
トップスピードだと、抜かすこともできますが、加速段階では遅いので、オートバイのように抜かすことはできません。

2:都会(交通量が多い)に住んでいる

都会で、交通量が多いと、出だしが遅いために、周りに気を使ったり、
煽られたりして、心労が絶えません。

3:バイク初心者

バイクの初心者さんが、いきなりカブだと、操作に戸惑うことでしょう。
さらに、「遅い&煽られる」という悪循環になり、バイクに乗るのがイヤになるかもしれません。
なので、初心者にはおすすめしませんが、どうしてもというなら、友達に乗せてもらってみるのもいいでしょう。

カブの乗り心地について

1:シート

シートは、柔らすぎで、良いシートとは言えません。
安物のクッションといった感じ

2:姿勢(腰痛)

カブは前傾姿勢になりやすい(腰痛注意)
ハンドルが、垂直気味なので
どうしても、ハンドルとシートの間隔が広がります。
つまり、前傾姿勢になる→腰痛が出やすいです。
腰痛持ちの人は注意です。

3:ノリやすさ

自転車に乗っている感覚で乗れる「乗りやすさ」はメリットでしょう。

オートバイと比較して

私は、カブの面倒くささに、負けてオートバイへ乗り換えました。
(125ccのシグナスXです。)

その結果、オートバイ最高です。
まず、加速が早いですね。
私は、信号が赤になったら、たいてい車を抜かして最前列に行きます。

けど、カブは出だしが遅いので、ちょっと気を使うんですよね。
ところが、125ccのオートバイだと、車よりも出だしは早いので、気を使う必要はありません。
なので、ストレスが減りました。

さらに、オートバイだと、加速中でもストレスなく、車を抜いていけます。
カブだと、こうはいかないんですよね。

あとは、メットインもあるので、雨が降っているときなんかは、ヘルメットが濡れなくて済むので最高です。

燃費に関しても、最近のオートバイは「4サイクル」のものが主流です。
4サイクルは、オートバイでも燃費が良いです。
リッターで20km~30kmくらいあります。

ですから、「この燃費だったら、最初からカブを買わずに、オートバイにしておけばよかった、、、」とちょっと後悔するくらいです。

最後にまとめ

この記事は、「カブを買おうか迷っている」ひとに向けた体験談です。
カブをおすすめするのは、「燃費・壊れにくい」を一番に重視したい人ならOKです。

がしかし、上記で説明したように、「せっかちな性格」ならば、私のようにイライラすることも多々ありますので、
50対50で迷っているなら、オートバイにしておくことをおすすめします。
この記事が参考になりましたら幸いです。