著者いわく、易経とは リーダーのために書かれていることが本質のようです。
ですから、この本の内容も自ずと、経営理念が主体に置かれていることが多かったです。
もちろんグループでのリーダーでの視野や、個人の人生においても活用できることが多かったです。
全体的には、易経の言葉を引き合いに、解説されているのですが、
いろんな分野からの例を出してあり、イメージしやすいところもよかったです。
以下、私がメモした部分です。
易経は、古くから中国の王が読んできた。
国を治めるため、国民を守るためのノウハウが書かれているのが易経
幸運、不運は天の循環で、どちらも表裏一体
落ち葉がひらひらと裏表を見せて舞い落ちるようなもの
天災は避けられないが人災は避けられると考えるのが易経
易経を実践したいた人に稲盛和夫さんがいる
易経の著者は複数人とされていて、しかも諸説あり
群盲像を撫でる(インド発祥の寓話で、視野の狭い人が物事の一部分だけを触って全体を理解したつもりになり、誤った判断をする例え)
節のない竹は、失敗経験のないリーダーと同じ
成功よりも失敗のほうが学びは多い(人を強くする)
たとえ、つらい時は、伸び悩んだとしても、その部分が硬い節となり、次の伸びを支える
吉を逃さないのは、謙虚であり続ける人
成長のポテンシャルが大きい
凧が高く上がるのは、順風ではなく逆風の時
織田信長は僧侶をたくさんころした
恐怖政治だった。しかし、部下(明智光秀)によってころされる
恐怖政治はよくない
時薬とは、苦しい状況にくじけずに努力を続けていれば必ず変化するという救いの神が表れる
世代間闘争は不毛だと、一休さんも言っていた
一休さんの言葉「子ども叱るなきた道じゃ、年寄り嫌うないく道じゃ」
天に愛された人には試練が訪れる
決して無駄な経験はない
つらい経験は人を強く、優しくもする
観光の観るという字は、見えないものをみる
外見だけでなく、気風、文化、見えないところまで観る
ロナルドハイフェッツ
解決できないことは、強制よりも、よい関係性を作るために対話するとよい(強制では解決できない)
君子豹変す
とは、一件ネガティブのように見えるが、実際の意味は
立派な人は、自分の過ちに気づけば、すぐさまそれを正す
易経に「水風井」がある
意味は、井戸から水が飲めるのは、人知れず働く人のおかげ
また易経は、「その役目をあなたがやりなさい」ともとく
陰であっても、評価される時が必ずくる(幸せを手に入れる)
騎士 ガウェイン
奥さんになる人に呪いがかけられた。
奥さんは聞いた。
昼間みにくくなるか、夜間に見にくくなるか
ガウェインは、まかせるといったら呪いがとけた
会社が成長しすぎればついてこられないもの
人との人間関係にもきしみが生じる。なので急成長のときは、立ち止まって整える必要があると、易経ではとく
出世とは世の中に役立つ(出る)こと
好事 魔多し という言葉、「昇進は妬まれる」こともある
いいことの裏側には、悪いこともたくさん潜んでいる。
昇進したからといって、すべての部下がついてくるわけではない(信頼関係ができていないから)
だからいつでも傲慢になるな
新たなスキル習得のために行う転職は失敗する。
すでに、経験方法の転職のほうが成功する。
栗山監督の言葉
障害があっても一歩ずつ前へ進み
その過程では、周囲の人達に誠実に接する。物事を斜めに捉えずに真正面から誠実にとらえる。
そうやって蓄えた力は、いつの日か自分を光り輝かす光源となる
周りをも照らす大きな光となる。
・西郷さんの言葉
「利は義の和なり」
利益は義理の和であるから、義をたくさん意識するとよい
・こんまりさんの断捨離テクニックは
「ときめくか、ときめかないか」で捨てる
財を増やすことはリスクを減らし、人生を充実させるために手段だけ
いけないのは財を増やすこと自体を目的とし、貴重な人生を浪費してしまうことであって、自然に増える分には問題ない
「津波てんでんこ」と、戒めの言葉
これは、津波が起こったら、一目散に
自分の命を最優先に逃げなさいという意味
この教訓のおかげで
釜石東中では、全員が助かるという奇跡が起こったそう
・黒字倒産
2020年 黒字倒産は46.8%
黒字倒産はなぜ怒るのかはて
売上が増えれば、行き届かない部分も増える
社員もまだ増えておらず、ミスも増える
発注ミスなど、商品の仕入れが間に合わなくなり
資金繰りが間に合わなくなる
・ソニア・リュボミアスキー心理学教授によると
幸福になる人の武器は「困難に直面したときに対処する態度や強さにある」
幸福になる人は、挫折、困難を「挑戦」とポジティブに捉える
易経の「天水訟」
・トラブルでは、相手の怒りを受け止めることに徹せよ
・自分の言い分にこだわることが返ってマイナスにもなり得る。なので自分から折れて、和解に転じさせるほうが懸命と説く。強引な手は改め、第三者と相談するなど、客観的にせよ。
・初期なら先を見越して、小事にこだわらず、早めに争いを避けるが利口
・訴えには勝てない。ひとまず退却せよ。自分本来の仕事に戻り目上のアドバイスに従え
・争いをやめて職場にもどれ。仕事でも今まで行ってきたことが一番良いのだ
・天意に逆らって策を弄し、一時的に勝ったとしても結局は信用も人望も失うのだ
リュボミアスキー教授によると
感謝の手紙を書くだけで相手に渡さなくても、幸福度はかなり上がる
・八甲田山 死の行方
予行実習として日本陸軍が200名中199名死亡した。
もう一つのグループは、全員助かった
リーダーの判断が誤ったのではないか
一度背いたものはまた戻って来る
さるものは追わずに放っておきなさい
揉めても、柔和な態度に徹せよ
最後はきっと仲直りできる
疑心暗鬼でぶつかりそうになるがそれは誤解
お互い過去は水に流せ
対立は決して悪いことばかりではない
ヘーグルの弁証法にもあるように
正論に対する反論については
更に上位の鳥の目の視点から、合論という全く新しい知恵が浮かぶ可能性もある
エーリヒ・フロム
母親はただ善き母親であるだけでなく、幸福な人間であらねばならない
易経はリーダにとっての出処進退の書と言われる通り、指導者の視座が中心軸になる
心理的安全性
メンバーの能力よりも、安心して発言できるという心理的要素のほうが、
生産性に大きな影響がある
心理的安全性が低いと皆が失敗を隠しがちになるので実は、失敗の数が多い
心理的安全性が高いと、失敗の報告が多い
避けられるミスが減る
更に失敗から学ぶのて向上する
ダグラスユンゲルバード
人が成熟する速度はその人がどれだけ恥に絶えられるかに比例する
「おごれるもの(驕れる者)は久しからず」は、
高慢で思い上がった態度の者は、その栄華や立場を長く保つことはできず、いつか必ず衰退・滅亡するという教え
