感想ですが、私自身
鍼灸師として腰痛をたくさんみてきました。
その立場で読ませてもらっても
共感できるところがたくさんありました。
この本の主軸となっているのは、
腰痛を治す、最前線の治療法は「認知行動療法」だそうです。
認知行動療法とは、
腰痛に対して、正しい認知(思い)と、正しい行動
別に難しいことではなく、もっとざっくり言えば、
日光をあびる
体操
リラックス
腰痛からはなれて別のところをみる
いい気分になる
などなどなんです。
その概要が書かれている本ですね。
ただ、ことこまかにそのやり方が書いてあるわけではなく、
ただ、腰痛を治すには認知行動療法なんだよ、ということが小説形式で書かれています。
どんな人におすすめかというと、
腰痛に対して不安を抱えている人
どこにいっても腰痛が治らない人
などにおすすめの本です。
以下、メモした部分です
腰痛は治さなくていいのか?
「はい。
画像診断で目に見えることと痛みには関連性がないこと、腰痛には複数の要因が関係し、
すべての要因とその割合を正確に知ることはできないこと、原因が分かったとしても治るわけではないから、現探し早めて今できることをすれば良い。
その際のターゲットは腰ではなくて
腰に対する「認知」と「行動」
人は痛みに無力であるといいたくもなる
しかし、できることはたくさんあると信じている
精神的な苦痛が痛みの感じ方を強めるなら、
安心やリラックスは痛みの感じ方を弱める
最近では体を動かすことや瞑想の効果も分かってきている。
治療
息を吐く
痛い部分をさするなでる
113
懐中電灯の痛み
懐中電灯の絞りを調節して、広げた
「痛みだけに集中するのをやめて、視野をひろげる
痛みはあるけれども、同時に色々な情報がある。
光が拡散されて薄くなった
痛みへの注意が拡散されると痛みも和らぐ
121根本的に解決する方法
それは痛みを好きになる
治療は2つで治る
運動
認知行動療法
認知行動療法とは、腰痛に関する正しい認知と、行動を変える
腰痛は自分で治せる
原因は正確にわからなくてもいい
痛みの原因は一つではない
痛みが次の痛みを作る
すべてを知ることはできないし
どれが、どの要因かという割合もわからない
腰痛の原因
筋肉
筋膜
骨
椎間板
関節
炎症
靭帯
自律神経
冷え
噛み合わせ
結構
バランスの悪さ
運動不足
ゆがみ・ずれ
筋力低下
姿勢
肥満
脳の誤作動
心理社会的因子
ストレス
食物
天気など
検査はいる?いらない?
基本的にいらないが、ただ
命に関わる腰痛がある
悪性腫瘍
骨折
脊椎感染症
解離性大動脈瘤
強直性脊椎炎
馬尾症候群
1995年
痛みのない人に76%のヘルニアが見つかった
研究が進み
ほとんどの椎間板ヘルニアは痛みと無関係
みな、明日死なない保証はない
腰痛はひとまず横においておいて
まず幸せになる。そのためには
「幸せになるんだ」と決心すること
ある患者の話
40代女性
進行性の病気
自宅で療養中
小学1年生の娘がいる
毎日学校から帰るとまず母の布団に入る
学校であったことを話
習った歌を歌い
音読の宿題をして
読書して
女性は娘を後ろから抱きしめ
髪を撫でて手を繋いでスキンシップ
毎日、こんな時間が持ててとても幸せだという
ハッピー&ニューの発表
ハッピーとはいい気分
ニューとは新しく挑戦したこと
いい気分に意識を向けると
脳の報酬系が活性化
すると、ペインマトリックスの活動が低下
例にすると手をぐっとにぎる(これが腰痛)
リラックス(これがいい気分)
ワーク①
腰痛が治ったらなにをしている?と想像してもらう
医療ではできないことがある
それはみんなが、いい気分になること
腰痛のことばかり考えても治らない
いい気分で過ごすと改善する
腰痛を治そうとすればするほど
まだ痛い、まだ治らないことが
ストレスとなり
そのストレスが本来備わっている
痛みを鎮める働きを悪くする(結果、腰痛が悪化する)
人間は脳で痛みを感じている
ペインマトリックス
このペインマトリックスは、いろんなことに反応する
言葉・画像・イメージ・記憶・予想
腰痛の中には極稀に緊急の処置を必要とする重篤な疾患や、
または内臓疾患や感染症のサインが含まれていることがある
それらは、すぐ医師の診察へ
アメリカなど最先端の治療現場で行われていることは
①痛みの原因とメカニズムを正しく理解すること
②適度に体を動かすこと
いつも腰痛を考えていませんか?
注意を向けると、よけいに痛みがます可能性が高い
公表バイアスとは
不定的な結果が出た研究は
肯定的な結果に比べて公表されにくい(これを公表バイアス)
また、その研究にスポンサーがついていたら
スポンサーの意図も反映される
心理学の先生
何歳くらいまでなら、性格を変えることができるか?
「死ぬ二日前」
我慢に気づかない
疾病逃避
弱音を吐けない人に代わって
体が先にギブアップする
どんな状態にあったとしても
「今・この瞬間」の思考と行動は
自分の意志で選ぶことができる
少しでもいい気分になる思考と行動を心がけるようにすると、人間は変わる
何を信じたら良いかわからないときもある。
医療の助けが必要な状態もある
たとえそうでもわざわざ自分の体をダメ、悪くて無力と思う必要はない。
そんなときは、人間の体は人知を超えた存在だと尊敬し、
自分の体は、自分の一番の味方と思うこと
仲良くするなら、ダメだし、粗探しではなく、よいところを探す
1mmの10分の1が 肉眼でギリギリ見れる大きさ
さらに10分の1が、一般的な細胞の大きさ
細胞の中に核があり、各の中にあるDNAが
複製され1日300億個ともいわれる新しい細胞が生まれる
科学者が集まっても、ゼロから細胞はつくれない
体は人知を超えた存在
私たちは「生かされている」
腰痛にいいこと
太陽
動かす
いい気分
体に話す
難治性疼痛も治った
・ある医師が花粉症が治った
「思い」「考え」がからだに与える影響は強い
免疫は自分と違う異物を攻撃し排除してくれる防御システム
細菌やウイルスが入ってきても守ってくれている
アレルギーは、本来は病原性のないものに対して
過剰に反応してしまう現象
からだに話しかけた
体を守ろうとしてくれてありがとう
いつも働いてくれてありがとう
あのね、花粉は敵じゃないよ
大丈夫
陽考えてみたら花粉て命の赤ちゃんみたいなもんやろ
同じ生物の仲間やで
毎日話しかけてみたら、花粉の症状は出なくなった
しかし、アレルギー検査をしたら
クラス3の陽性のままだった
抗原抗体反応は起こっているのに、症状は出なかった
免疫系、アレルギー疾患は
心の影響が強い疾患でもあるので
こういうことは起こり得ると言った
腰痛でやってみたら、痛みがなくなった人はいる
怪しい・信じられないと思った時に確認すること
・医療を否定していないか
・高価な費用がかからないか
・危険はないか
ヘルニア手術後の有効率は
70~90%
それほどの成功率があるということは
ヘルニアが原因なのでは?
しかし、別の見地がでてきている
それは、
麻酔の影響
筋肉を切開することの影響
プラセボ効果
複合的な効果も考えられる
・プラセボ効果
2002年のアメリカでの
変形性膝関節症
膝に関節鏡を入れて関節の中を洗ったり、削ったりする手術では
実際に、手術を受けたグループと、
手術は成功したと伝えたけれども、
ただ皮膚を切っただけのグループにわけた
どちらも痛み・機能面において
違いが出なかった(どちらも同じ効果がでた)
ランダム比較試験
治療を行ったグループと
プラセボのグループに偏りがないようにわけて
治療成績を比較調査する方法
二重盲検法
ランダム比較試験の際に、
実験者も、被験者も
どっちがどっちか(プラセボなのか)わからない方法を二重盲検法という。
なぜそんなことをするかというと、観察者バイアスがかかるから
観察者バイアスとは、実験者の「こういう結果が出てほしい」というのが、実験に影響することがある
ノーシーボ効果
ノセボ効果とは、薬の副作用などに対する「悪くなるかもしれない」という不安や思い込みによって、有効成分を含まない偽薬でも本当に体調不良や副作用を引き起こしてしまう現象
腰が悪いという思いや考えによって
腰に注意が向き、脳が興奮して
痛みを感じやすくなる
人間の腰はとても頑丈
長距離を走ったり、重いものを持つことに
耐えられるように最初から作られている
腰には負担をかけてもいいしかかってもいい
負担がかかると腰は
悪くなるのではなく、強くなる
医師や治療者によかれと思って
腰に対する注意・アドバイスを与えるが
それが患者の「私は腰が悪い」という思い込みを強化して
その結果、腰は悪化してしまう
医師も、治療者もいない国には
腰痛の人もいないのだとか
気から落ちて腰が痛いとか
ケガによる腰痛だけ
腰痛が治らなくてもどっちでもいいと思えるくらい
今この瞬間を思いっきりいい気分で過ごすのがいい
この考えが近道
いい気分は自信や行動を取り戻す
