この本を読めば、いかに睡眠が重要かがわかります。
手っ取り早くは、睡眠を削ったことによる弊害を伝えるほうがわかりやすいでしょう。
例えば、睡眠不足は
ガン、心疾患、脳卒中などのリスクを挙げ
メンタルの疾患を回復し
代謝を下げ
食欲を増し(太りやすい)
認知症のリスクをあげ
糖尿病・肥満のリスクを挙げ
生殖機能を下げ、DNAを破壊し
老化をすすめ
さらに集中力がさがるので、車などによる死亡事故を増やし
判断力が鈍るので、生産性をさげるなど
個人だけにとどまらず、社会にまでその影響は及びます。
またこの本では、いままで謎に包まれていた夢についても、(脳科学の進歩によって)かなり深いところまでわかるようになってきました。
上記の内容が、すべて研究結果からわかっており、説得力のある回答が得られます。
ぜひ、みなさんに読んでほしい一冊だと思います
以下、メモした部分です。
睡眠が6hか7hを下回る状態が続くと免疫機能が衰え癌のリスクが2倍になる
睡眠で学習・記憶、決断が強化される
夢には辛い記憶を和らげたり、過去と現在の知識を融合させて創造性を刺激する働き
睡眠の効果
免疫機能アップ
代謝が正常化
食欲正常
腸内細菌正常化
高血圧予防
心機能強化
睡眠・運動・食事・
どれが一番重要か…
それは睡眠
なぜなら、食事がきちんと1日できなくても、大きな影響はない
運動をしなくても大きな影響はない
しかし睡眠は1日寝ないだけで重篤な問題を引き起こす
地球上の全ての生物に概日リズムがある
(寿命が数日あるもののみ)
概日リズムは睡眠だけ得なく、食事の時間、気分、感情、尿の量、体温、代謝、ホルモンも影響する
植物も概日リズムはある
オジギソウは、昼間に葉を開くが、真っ暗な箱の中でも同じように開いていた(概日リズムがある証拠)
夜型、朝方というのはDNAで決まっている
(クロノタイプという)
なぜ、母なる自然が幅をもたせたか…
それは原始時代など、見張りの幅を広くするため
時差ボケは1日1hしか戻せない
飛行機の客室乗務員は常に、時差のストレスを受ける
①脳の一部が小さくなった
②短期記憶が、著しく低下
③ガン、2型糖尿病のリスクアップ
睡眠が足りているかどうかの問い。
①起きて、10時~11時に眠くなるか?
②カフェインを取らずに、朝から頭が働くか?
鳥が一羽のときは、片目だけつぶって寝る(警戒している)
複数のときは、1列に並び、外側の鳥が、外側の目だけあける
寝ない渡り鳥は、本当は数秒寝ていることがわかった
(数千キロメートルも飛び続ける)ミヤマシトド
睡眠で自分の感情をコントロールできる
EQの高さと関係する
最近の研究により、妊娠中にアルコールを大量に飲むと、子供が後に精神障害を持つ確率が高まるのではと言われている
新生児の時期にレムを妨害されたら大人になって社会性に異常がみられる
10代の子供が寝ないのは、概日リズムがそうなっている。よって朝起きられないのは当然
歳を重ねるについれて、睡眠の質が落ちる
深い睡眠を失うほど記憶力も低下
糖尿・うつ・慢性の痛み・脳卒中・心疾患・認知症
これらは睡眠と深い関係がある
干渉忘却(古い情報に、新しい情報が上書きされてしまう)
脳は脳の記憶容量をあける
昼寝したグループは20%成績アップ
人は忘れるためにも眠りを使う
つらい記憶を忘れるためにも仕える
脳卒中で不自由な人、誰もが機能の向上を見せた
ピアノを弾けなくても、寝ると弾けるようになっていた
ケガや発作による脳の損傷も、睡眠は機能回復
ボルト、レースの前によく昼寝
2015年、国際オリンピック委員会が睡眠の重要性を訴えるレポートを発表
睡眠で、炎症が消え、筋力の修復
グルコース、グリコーゲンで細胞のエネルギー回復
睡眠不足は真っ先に集中力を奪う
ミスが400%も上がった
6hを10日間で24時間起きていた人と同じ集中力結果に。
朝の7時から、深夜2時まで起きていると
アルコールを飲んだ場合と同じくらい認知機能が下がる
トーマスロス
5h以下の睡眠で、眠くならず脳の機能もまったく低下しない人の数を、全人口に対する%で表すなら
四捨五入でゼロになる
雷に打たれるより遥かに低い
ちなみに一生で打たれる確率は1万2000分の1(高額宝くじと同じ)
MRI画像にて睡眠不足はイライラの扁桃体の反応が60%増加(前頭前野の抑制ができなくなっている)
睡眠不足の子供は自殺願望を持ち、未遂を起こし、完遂する危険が高い
睡眠不足とドラッグ・アルコール依存に大きな関係がある
普通に睡眠をとっている人は
大きな精神疾患を発症しない
うつ・不安・PTSD・統合失調症・双極性障害にあてはまる
実験により、健康な人でも睡眠不足になると
精神疾患と同じような脳の状態になることがわかっている
カリフォルニア大学
ハーヴィー博士
睡眠の質・量・規則正しさを向上すれば
さまざまな精神疾患で、症状が改善することを多数の実験で証明した
2006
実験 徹夜グループは
睡眠をとったグループに比べ、成績が40%悪かった
2011 50万人 八カ国
睡眠が短くなるほど、心疾患で死亡するリスクが45%アップした。血管へのダメージも大きく45歳以上で睡眠6時間未満、7時間以上と比較すると、心臓発作か、脳卒中を起こすリスクが20%アップした
睡眠不足は交感神経の過活動を引き起こす。
よって、コルチゾールが慢性的に多くなる
その結果、血管が収縮する
成長ホルモンは睡眠中に出て、血管を修復する
睡眠不足は食欲を上げて、代謝を下げる
睡眠不足は、食欲を下げるホルモンレプチンを増加、
食欲を上げる、グレリンを増加
シカゴ大学
睡眠不足では、前頭前野の活動が下がり、より高カロリーなジャンクフードを選びやすい傾向もわかった
睡眠は腸内環境も整える
痩せ方も違う
2週間
5.5睡眠(落ちた体重の70%が筋肉)
8.5睡眠(落ちた体重の50%以上が脂肪だった)
シカゴ大学
20代男性
5h睡眠を1週間続ける
男性ホルモン(テストストロン)が大幅に減少
また睡眠不足が続くと、精子の量が29%少なくなり、質も悪い
テストストロンの効能は、集中力、性欲を落とす
骨も筋肉も弱くなってしまう
女性、睡眠が6時間以下になると
卵胞刺激ホルモンが20%減った
受精にも影響を与える
男女を集めて2回に分けて写真をとった
1回目は、5時間睡眠
2回目は、8時間睡眠
この写真を、他者に見てもらい
比較してもらった
健康状態、疲労度、外見的魅力
健康状態は8時間
疲労度は5時間が選ばれ
外見的魅力は8時間が選ばれた
参加者に同意の上で、ライノウイルス(風邪のウイルス)を鼻の中にぬった
5h未満は、50%が感染した
7h以上は18%しか感染しなかった
インフルエンザの予防接種も
抗体の獲得に睡眠時間影響した
がんから守るNK細胞は
たった一晩、4h睡眠にしただけで70%も減少した
睡眠、6h未満と7時間以上を比べると、
ガンの確率が40%アップする
シカゴ大学の研究で、睡眠不足がガンの成長と転移の一因になっていることが証明された
反対に考えると、しっかり寝ると、ガンの成長と転移を抑えやすくなるということ
WHOも夜勤は発がんの可能性があると認めた
不眠症によりDNAが損傷を受けやすくなる
数千人の実験
5h睡眠の人は、実年齢よりかなり老けて見えることがわかった
レム時、感情を司る部位が
起きているときより30%も活動量が上がった
レムの夢はセラピーではないか?
(時間が解決する)
レム時、ノルアドレナリンが、脳内から一層される
仮説が正しいと、朝起きたら嫌なことに悪い感情はない
過去の記憶は、当時よりも強い感情を引き起こさなくなっている
忘れたわけではない
感情がやわらぐ、当時の激しい感情はなくなっているはず
嫌な経験からの学び
ネガティブな感情は忘れることができる
もしこの機能がなかったら過去の恐怖、不安に押しつぶされる
眠ることで、前頭前野がネガティブの暴走にブレーキをかける
嫌な夢は必要か?
ラッシュ大学
トラウマになるような体験をした直後に、その体験の夢を見た人だけが、その後に、抑うつ状態を脱脂、心の問題を克服していた。
オットーレーヴィ
カエルを使った実験をするという夢を見て、神経伝達物質の仕組みを解明
ノーベル賞をとった
ビートルズの名曲
イエスタデイとレット・イット・ビーを作曲したポールは言う
目を覚ましたら頭の中にメロディがあった
すぐ書き留めた
2011
11日間ずっと起きていた男性ジンシアオシャン
サッカーの試合を寝ずに見ていた
寝すぎると、早死はうそ
9h以上眠る人の死因は、
肺炎・ガン・感染症が多く
重い病気の人は病気と戦うために、長時間寝たにもかかわらず病気に勝てなかった。つまりその部分を含めている
不眠症に一番効果があるのは、休日も同じ時間に起きる
睡眠薬はただ脳の外側を眠らせているだけ
疲れはとれず、頭もぼんやりする
睡眠薬を飲む人は、死亡リスクアップ
癌のリスクアップ
アメリカの大企業4つで実験
睡眠不足による生産性の低下で従業員一人あたり年間で2000ドルを失っている計算になった
睡眠不足の社員は
生産性↓
モチベーション↓
創造性↓
幸福度↓
怠惰になり
倫理観↓(会社の評判が下がることを平気でする)
リーダーシップと睡眠の研究
寝不足だと、リーダーの機嫌が悪くなり部下に当たる
部下のモチベも下がった
経済学者
マシューギブソン
ジェフリーシュレッダー
全米の労働者と、借金を調べたところ
平均して、睡眠が多いと収入も多かった
睡眠を取らせないことを拷問として用いられている
5000人以上、日本の研究
睡眠時間が長いほど、成績がいい、IQも高い
ミネソタ州のイーダイナにある学校 7:25から8:30に変更しただけで、クラス全体の成績が上がった
別の研究で始業時間を遅らせると、
出席率アップ
問題行動が減って
メンタル問題が減って
アルコール/ドラッグの乱用が減った
(睡眠だけでなく、子供が早くいえにつくと、家に親がいないからドラッグに手を出しやすいことも考えられる)
スクールバスの事故も減った
ADHDと診断には、誤診も多く、
全てとは言わないが、
睡眠不足によってADHD様の症状が起きているだけに過ぎないつまり、睡眠を8時間、毎日とれば、ADHDの症状など収まる人もいる
睡眠不足はあらゆる種類の痛みに対して敏感になる
