もう不満は言わないを読んだ感想

感想

2007に書かれた本です。
紫色のリストバンドを付けて、不平不満を言わないように21日間過ごしましょう。というもの
もし、言ってしまったら、反対の腕につけてまた21日間チャレンジを繰り返すというものです。
なぜ21日間というと、ニワトリが孵化するのに21日間かかる。
人間も習慣化するには、それくらい必要だろうとのこと。
では、なんのために不平不満を言わなくなるようにするのか。
それは、自分の口から出た言葉が現実化するからです。
人間関係も、経済状況も、健康もみな
ネガティブな言葉を言えば、そのような未来を引き寄せ、ポジティブを言えば、そのような未来を引き寄せるから。

さらに、自分から変わっていくことで、世界に不平不満のない世界を広げようという試みがあって始められたとのことでした。

最初は、一つの町の教会から始まったことが、地元新聞から、テレビ出演を果たし、さらに世界に広がっていったようです。
2007年の本ですが、私が今読んだ2026年でも、
ホームページ(https://complaintfreestore.com/)が掲載されていました。

最初は、無料で配っていたそうですが、現在では有料となっています。
でも続いていることが素晴らしいですね。

不平不満を言わなくなることで、誰が一番得するのか、
それは紛れもなく自分自身です。

私も経験あるのですが、
この不平不満を言わなくなることの行為を続けていると、物事には「幸も不幸もない」という価値観に変わってきます。
この状態は、目の前のことを大方受け入れられるようになり、ストレスがものすごく少なくてすみます。

あと、わざわざリストバンドをする効能の一つとして、「自分がいままでいかに、不平不満を言っていたかを客観視できるようになる効果も高い」といいます。

リストバンドでなくても、指輪でも、ポケットの小石でもなんでもいいようなので興味があればやってみてもいいかもしれませんね。

以下、本から内容をメモしたところです↓

文句・非難・ゴシップ(悪いうわさ)を言わないこと。
心のなかで思うだけはセーフ

著者 ウィル・ボウエン
ミズーリ州カンザスシティ、キリスト教会ユニティの牧師

参加している人の中には
ひどい裏切り、貧しい人、不治の病、失業した人、自然災害を被った人などさまざま

不平不満を言うことは、欲してないことに注目することになる

鶏の卵は、孵化するのに21日かかる
人間が新しい行動を習慣にするのもやはり21日かかる

人生をつくりだすものは考えであり、考えは言葉によって表現される。
言い換えると明確に言葉で表現したものは、じっさいに行うことになる
反対に、自分の望む方へ向けることもできる

こういう考えは、新しいことではない
1000年も前から、哲学者、教師たちが次のようなことを言っている


・「あなたの信じたとおりになるように」マタイによる福音書
・「宇宙は変化そのものだ。われわれの人生は思考が形作るとおりになる」マルクス・アウレリス(古代ローマ皇帝・哲学者)
・「私たちは思考によって形作られる。考えたとおりのものになる」ブッダ
・「自分の考え方を変えなさい。そうすれば人生が変わる」ノーマン・ビンセントピール(アメリカの牧師・作家)
・「私たちの人生は私たちがこれまで考えてきたことの結果である。これからも考えが人生を導く」ジェームズ・アレン(イギリスの思想家)
・「われわれは考えたとおりのものになる」アール・ナイチンゲール(アメリカの思想家)
・「自分の考えをコントロールしなければならないと気がついたとき、道徳的文明の最高レベルに到達できる」チャールズ・ダーウィン(イギリスの生物学者)
・「自らの運命の主人、魂の指揮官でなくてどうする。われわれには自分の考えをコントロールする力があるのだ」アルフレッド・A・モンタペルト(アメリカの著述家)

最初は教会で始めたことが、地元新聞にとりあげられ、他紙に広がり、テレビでとりあげられ、やがて海外へと広まっていった。

自分がまず幸せになれば、世の中の幸せレベルも上がる

痛いと言えば、ますます痛みを感じる

・二度と文句を言ってはいけないのか?
①命令ではないので自由
②ときに文句を言うことが理にかなうことがある

著者の愛犬が車でひき逃げされる
怒って、犯人を追いかけた所、犯人は開き直り余計に腹が立ったが、なにもできなかった。
眠れない夜が3日続き、日記を1時間書いた。
気づいたことは「傷つける者は傷ついている」
どういうことかと言うと、人が大切にしているペットを傷つけてなんとも思わない人間は、動物との間にどれほど愛情を育めるか知らない(愛を知らない)
人の気持ちをズタズタにしても謝ることができない人間は、過去に自分の心を数え切れないほどズタズタにされてきたのだろう
この男は実は犠牲者なのかもしれない
彼自身の深い心の痛みの結果としての行動だったのかもしれない

宇宙は善なる無関心

不平不満をいる理由はそれによって得るものがあると考えているから(子供の頃のいいわけなどがそう)

心理学者ロビンコワルスキー
「不平不満の多くは他者からの人間関係における特定の反応、同情、是認などを引き出そうとする思惑を含んでいる。
例えば、体の不調の愚痴は、本当に具合が悪いからではなく、むしろ病人の役割(sick role)が他者からの同情や、不利益を回避するという二次的な利益を生じるから」

学校をインフルエンザで休むとき、症状を大げさに言うと、気分が悪くなった経験を誰でも持っているのでは。

心身症
多くの意思は患者の約2/3 (さんぶんのに)が精神的な原因から本当の病気になったという

医師が患者に、「この薬は非常によく効いて治癒の期待が持てる」と言って薬を与えると、言わなかった人に比べ、遥かに治療効果がある

認知症で高血圧がある人に高血圧の薬を飲ませても、あまり効果がない
理由は自分が薬を飲んでいるという認識がないから

健康について愚痴を言うと、その言葉を体も聞いている
それは脳に書き込まれ精神が体の中のエネルギーに指令を与え、ますますよくない状況が起こる

病気について愚痴をこぼしても、病気が軽くなることも早く治す効果もない
体調について愚痴をこぼす人は、人の同情や関心を得たいという心の動きがどのくらいあるか?

愚痴をこぼしているのは、火を消すのにガソリンをかけるようなもの

不平不満によって、メリットは関心や同情を得たり、努力せずに済んだという点。しかしこれらは危険な綱渡り。
いつも不平不満を言う人は、それを聞くエネルギーがムダだと悟った人から遠ざけられる

不平不満を言う人は、周りの人からエネルギーを同情に変えて吸い取る、反対に、笑顔の人はエネルギーを与える

不平不満に関して、自分より多く言う人、
自分より少ない人とは波長が合わない

リチャード・バックの著書イリュージョンにて
似た者同士が引き合う。
不平不満を言う人同士、感謝を言う人同士で引き合う。
同じ波長の人が同調し合う「考え」もエネルギー。自分の思考パターンと同調するものは、ひきつけしないものは遠ざける。だから(だとすると)人間だけでなく不平不満を言うと、現実の理想から遠ざかる。

ある女性のグループでは「互いの力になるため」という名目で毎週集まっている。
彼女たちのお気に入りのテーマは、男は信用できない、男は身勝手だというもの。この人たちの中に男性と幸せな関係を保てた人は居ない。
彼女たちが本当に望んでいるのは男性の幸せな関係なのでしょう。しかし、不平不満で負のエネルギーを言っている限り、人生いい男が現れることはない。

粗探しを仕向ける人というのは、似たような境遇の人を欲しがる

ゴシップを言ってもいい条件
①褒め言葉
②言った内容を本人の前でも言えるとき

不平不満の理由として「自分をよく見せたい」という自慢にも通じる、自慢は好感を持たれない

人の欠点が目につくというのは、自分が持っている欠点かもしれない
それをあえて見せてくれている点の配剤かもしれない

コンサートにて、拍手が長くなれなるほど、聴衆の手を叩くリズムがシンクロしてくる
コレは同調という減少
人は調和に向かって行動する傾向がある
調和が得られないとその行動は終わる

実験でやめてと言うまで拍手してもらうと1-2分で必ずシンクロする。バラバラの拍手がリズムを持つ(同調する)

他者は変えられない、人が変わるのは、その人が変わりたいと思って初めて変わる。よって他者が変えることはできない

ベンジャミン・フランクリン
最高の説教は良い手本を見せること

空港で、フライトがキャンセルになって、文句を言われ続ける担当者に対して、
ある男性が行った行為がこちら

適当に忙しいふりをして下さい
あなたに一息つかせようとこの列に並んだ。
この人たちは自分のうっぷんを晴らしているだけ。
今ここで起きている出来事など、ほんの瑣末(さまつ)にすぎない
こんなことで心をすり減らしてはいけないよ

不平不満は心で思うのはいい
口にする不平不満が減れば、心で思うことも自然に減るから

「3時間の遅れ」と口に出した際、
これが不平不満かどうかは、
その時の感情にもよる。
一般的に、遅れて苛つくという場合なら不平不満になるが、空いた時間でカフェに行き、とても充実した時間を過ごせて幸せだといえば不平不満ではない。

アナウンサーは著者に対して「不平不満を言うのが、私の商売」と言った。それに対し著者は、幸福度を10段階で聞いてみると、アナウンサーは「マイナスもあるか?」との返事。
不平不満を言うことは、仕事として成り立つことがあるかもしれないが、幸福度が下がるのかもしれない

料理にケチを付ける人(不平不満を言う人)は、自分の味覚が以下に優れているかを周囲の人に、知らせたい。つまり不平不満は、自尊心をみたしたい行動でもある

自身に満ちて、健全な自尊心を持つ人は
ありのままでいられる
他人の前で自分を取り繕う必要がないから
こういう人は自慢しないし、不平不満も言わない
それによって何かを得る必要がないから。

タデウスゴラス
エゴというのは自分をひどく嫌っているのに、自分は価値ある人間だと証明しようとするものだ
自分を愛するようになればエゴは解消される
もはや自分が他者より優れていると証明する必要がないからだ

心が不安定な人間
自分の価値に確信が持てない人間は
不平不満や自慢を言う
自分が立派と言いたいから。
また自分のつらい状況に不平不満を言って同情を買おうとする。
また思い通りにいかなかったときの言い訳としても不平不満をいう
ひとはみな価値があるのだから言い訳などしなくてよい
(どうせ家族もデブだから、ダイエットに失敗したという言い訳など)

パチンコは後ろに引けば引くほど、よく飛ぶ
成功者の自伝を読むと、試練の多い人生だから成功した。
自分の不利な条件について語らず、試練の中に、天の恵みを見出そうと努力し、それを見つけたから成功した

大きな声を出す、偉そうに言うなど、自分をよく見せる(人を批判などして)ことは、
自分の傷みを他者にぶつけていること
それはつまり、人を傷つけるものは、自分が傷ついている

安定した人間になるには、何かを変えようとするのではなく、ありのままの自分を受け入れること
安定とは何かをそのまま受け入れて、それを満足するということ
自分を責める、言い訳をする、文句を言う代わりにつらい時期を受け入れ、自分を支えるためには、こう言うといい。「いいんだ、このまま感じた通り、感じていればいい。こう感じている自分はこれでいい」
自分の不安定さを受け入れられるようになる
自虐的にならず、なっても長引かない
人はみな、特別な存在。特別とは、辞書ではユニーク、他と違うと定義される

科学者によると、地球上にまったく同じ匂いを持つ人はいない

完璧な人間に変われると考えるのは愚かなこと。自分のどこが悪いかを考え始めたらだれでもいくらでも見つかる。

不満を言う。もしそれで改善されたとしても、次の不満に目が行く(教会に訪れた不満をチェックリストにしてきた女性の話)

不平不満を言わないと欲しいものが手に入らないじゃないか、と言う人もいる。
しかし、不平不満より、何がほしいのかをはっきり言う方が欲しいものが確実に手に入る

今まで、目の前の車がゆっくりしたペースで入っていたことに苛ついていた著者は、その車がペースカー(それ以上問題が起きないようにペースをつくる状況)だと思えたら、
その状況がなくなったという
つまり、言葉を変えると、人生が変わる
問題→機会
困難→試練

非難とは、刃を持った不平不満
他者の行動を変えるために非難が効果的と思っている人が多いが、反対の結果を生む
著者の家の前を通り過ぎる車に、スピードを下げろとアクションしても、早く通り過ぎた。
ヤバいヤツだと思われて、急いでその場を通り過ぎたのかもしれない。
しかし、妻が笑顔で手を振ったら、車もゆっくり走ってくれた。
このように、誰だって避難されることを嫌う。避難すると余計にひどくなる
非難とは、相手の欠点や誤りを指摘すること

好意的な評価を与えられた人は、もっと評価を得たいと思ってさらに伸びる
非難は人を引きずる落とす行為
怠惰というレッテルを部下に貼ればそのレッテルにふさわしい行為を暗黙のうちに許可することになる(繰り返される)

洞窟魚
ミシシッピ川のデルタ地域に存在し、青白い皮膚、目がない
太古の地殻変動や、海底の潮流変化によって閉じ込められたと推測される。
何代にも進化することで、太陽光から皮膚を守る色素と目をつくることをやめてしまった

お金も改善される
お金に注目する代わりに自分の生き方や口にする言葉にもっと注目すれば、恵みが引き寄せられる

ある会社で、明るく笑顔の素晴らしい女性マーサがいた
いつも人を褒めて、生き方も楽しそうにしている。
しかし、この女性は別の会社から2倍の給料で引き抜かれてしまった。
ポジティブで幸せそうな人は、お金がよくなるものだ。
ただ残された会社は、マーサがいなくなり、職場全体の幸福感が落ちて、生産性も落ちた
マーサが電話担当していた頃よりも、苦情が増えた。

著者のところにくる
UPSドライバーは、配達先のすべての犬の名前を覚えている。名前を呼び、撫でて、さらにスナックまで用意している。
飼い主も好感度があがる。
UPSのcmをうつよりも、何倍もの好感度アップ効果がある
誰だって、気分を良くしてくれる人と一緒にいたいもの

不平不満を言わないことは子どもがまねをするようになる

不平不満を心理カウンセラーに言うことは問題ない。
自分の感情を、陰口やドラマ化せずに、言うだけならただの処理にすぎない。不平不満とはならない

よいセラピストとは、
ただ愚痴を聞くのではなく、患者が経験したつらい出来事の傷を、視点を変えることにより、癒し、より幸せな現状と将来につなげる努力を後押ししてくれる人

誰かがあなたをひどく避難したなら
それはその人の自信のなさ、恐れからくる
自分の立場が弱いと感じ、自分を大きく強く見せようとして、辛辣な言葉を大げさに言う
自分が傷ついているから、人を傷つける

作家デニスウェイトレー
愛とは無条件にその人を受け入れ、いいところを探すこと

ブドウ畑では、一房のブドウが熟すと、その波動、酵素、香り、エネルギーの場が発散して、他のブドウに伝わる